Pioneer RT-1011H ¥129,000(1976年頃)

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Elite Japan Audio
Pioneer RT-1011H ¥129,000(1976年頃) 38cm/sのハイスピード走行で高域特性に優れた録音・再生を実現したテープデッキ。 トランスポートメカニズムには5mm厚の1枚シャーシで基準面の平面精度を抑え、ダイキャストフレームでしっかりと固定した構造となっており、安定性と信頼性を向上させています。 また、メカをブロックごとにユニット化して搭載することでメンテナンス性を高めています。 メカニズムには3モーター方式を採用しています。 キャプスタンは4極/8極2スピード型のヒステリシスシンクロナスモーターを用いたベルト駆動を採用しています。また、直径100mmの大型フライホイールと真円度0.2μ以下に抑えたキャプスタン軸によって走行の安定性と定速性を改善しています。 リール台駆動用には回転数対トルク性能の良い6極インナーローター特殊インダクション型専用モーターを採用しており、テープテンションが安定してかかるとともに最適のヘッドタッチを得ています。このモーターはリール用として一般に使用されているエディカレント型と比べて発熱量が少なく長時間の連続使用が可能です。 ヘッド部は3ヘッド構成とすることでテープパスを短くし、テープ走行の安定性を高めています。 録音・再生ヘッドには感度、バイアス特性、磁化特性に優れたハイパボリック型パーマロイヘッドを採用しています。このタイプはヘッドタッチが良いという特徴を持っています。 10号リールを使用することで7号リールの2倍の長時間プレイが可能です。 操作系にはダイレクトチェンジ式を採用しており、REW(FF)状態からSTOPボタンを飛ばしてPLAY操作ができます。この方式ではテープが確実にストップした後に自動的にスタートするため、テープを痛める心配がありません。 また、タイミングキャンセル機能を内蔵しており、7号普通サイズリール使用時などのPLAY前のタイミング時間があまり必要ない場合は、PAUSEレバーを一度ONにし次にOFFにするとすぐにスタートできます。 操作ボタンは、フェザータッチのソレノイドコントロール式を採用しており、プッシュロックもできるため、電源OFFの場合もプリセットが可能です。 マイクアンプと録音アンプにはローノイズシリコントランジスタを使用しており、パイオニアのアンプ技術を駆使することでダイナミックレンジが広くとられています。また、再生アンプは各増幅段の結合にコンデンサーを用いない直結式を採用しており、帯域を広げることに成功しています。さらに、これまでの接点を持った電子スイッチを使わずに半導体を用いた電子スイッチを採用しており、クリックノイズの発生がありません。 125kHzのバイアス発振器は温度補償の自動安定回路付きとなっています。 バイアス2段、イコライザー2段独立切換式のテープセレクターを搭載しており、使用するテープの特性によってバイアスとイコライザーを選択できます。 マイク2チャンネル(ステレオ)と、ライン2チャンネル(ステレオ)の各入力のミキシングアンプを内蔵しています。 録音・再生状態でテープの一時停止が出来るPAUSEレバーを搭載しています。 大型レベルメーターを搭載しています。 録音モードスイッチを搭載しています。 ワンタッチ式リールクランパーを内蔵しています。 再生レベルコントロールを搭載しています。 安定性の高い差動式バンドブレーキを採用しています。...

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