Teto Kasane - Leviteto

Аватар автора
Vocal MikuTeTo World
SEGA Project DIVA Channel: / @pjdsega LOL (Аниматор, Композитор, Иллюстратор, Автор лирики) PPP Sounds (Прочее) ■Title / レビテト ■Vocal / 重音テトSV ■Music & Animation / LOL ■inst&Movie用素材 ※BPM190 ■Planning:PPP Sounds 【歌詞】 なんでもかんでも私だけ 嫌いね世の中なんて いっつもかっつも私だけ 世界で浮いてる気がするわ 嫌な顔しちゃ玉に瑕 知らんぷりして現実逃避を 繰り返してはまた縋る 鏡の向こうの理想の自分 ただメンチ切って毒吐いて 変わらぬ世に枕を濡らすの ちょっとだけならいいと 「また…また…」って誰かに見せるの 好き 好き 鏡越しでも 好き 好き 満たされる 今誰かに必要とされてる私 愛して愛して私だけ なんて言わないから ぽっかり空いてた穴ぼこを 何かで埋めて欲しいの (lie lie lie lie) ただの幻想と知って未だにやって (lie lie lie lie lie) くだらないわ だけど生きてると感じるの イヤ、イヤ、イヤイヤよ ダメ、ダメ、ダメダメよ 暗い暗い部屋の隅で見てた ただ確かな数字が 居てもいいと言うの なんでもかんでも私だけ 嫌いね世の中なんて いっつもかっつも私だけ 世界で浮いてる気がして (lie lie lie lie) ただの幻想と知って未だにやって (lie lie lie lie lie) くだらないわ だけど生きてると感じるの 【小説】 彼女はいつも一人だった。 重音テト31歳。平日は会社員、休日は怠惰に身を窶す普通の社会人。 こんなときに、どこかへ足を運ぶのに誘える友達もいなければ、連れ立ってくれる知り合いもいない。 幼少期から、彼女は人と自分は違うのだと、どこかで自分は一つ頭抜けた存在になるのだと。そう信じてやまなかった。 だからこそ、周囲には馴染めず、ずっと周りから浮いていると感じていた。 彼女の心の奥底にはぽっかりと穴ぼこが空いていたのだ。 「私だけ愛して、なんて我儘…言ってないのに…神様のイジワル…」 ある休日、日課のゲームを中断して休憩に入った彼女はふと、とあるインフルエンサーの記事を目に留めた。初音ミク、16歳。自分よりも一回り以上、半分の年齢の子が、学生の年齢の子が、世間を賑わしている状況に、彼女は嫉妬を抱いていた。 私だって、輝きたかった。でも現実は厳しかった。世の中がひいていたレールの上を行くだけの人生。疑問も持たずに生きていたら31歳になってしまっていた。 「はぁ…」 学生時代、もっと遊んでいれば良かった。キャンパス内でワイワイ騒ぐ男女を見て、私はあんな低俗なことはしない、と…群れてはしゃいで、馬鹿みたいだ…と言って蔑んでいた。若さ有り余る連中をよそ目に勉強に勤しんで、いいGPAをとって、就活して。 別にやりたくもない仕事をするための理由をツラツラと書いて、面接の練習をして、そして良い企業に入って。 この心臓はなんのために動いているのだろうか。 「あぁ、汚い。あさましい。ばかだ。私は、ほんとうに男の人と大胆に遊べば良かった」 そう零した彼女の顔には涙が浮かんでいた。 Yのフォロワー、39万人。16歳だというのに、この青髪の裏には数多の支持者がいるのだ。 「はぁ…」...

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